イスタンブール空港は、ヨーロッパ・中東・アジアを結ぶ巨大ハブ空港で、ラウンジの数や種類も世界トップクラスです。
一方で、「エコノミーでも入れる?」「プライオリティパスはどこで使える?」「ビジネスクラスと上級会員の違いは?」など、仕組みがわかりにくい空港でもあります。
このページでは、これまでにイスタンブール空港を20回以上利用し、プライオリティパス/スターアライアンス・ゴールド/ビジネスクラスそれぞれの条件で、5つのラウンジを実際に使ってきた一次体験にもとづき、ラウンジの種類・入室条件・プライオリティパス対応状況・有料利用の目安などを「旅行者目線」で整理しました。
「エコノミーだけどラウンジを使ってみたい」
「長時間トランジットを、できるだけ快適に過ごしたい」
という方は、ぜひ旅行前に一度チェックしてみてください。
- エコノミークラスでもラウンジに入れる4つのケース
- プライオリティパスで入れるIGA Lounge/IGA Pop-up Loungeの特徴と選び方
- スターアライアンス・ゴールドとビジネスクラスで利用できるラウンジの違い
- 「無料/実質無料/完全有料」ラウンジの境界線と損しない考え方
- 仮眠・シャワー・食事・作業など、目的別のおすすめラウンジ
この記事を読み終えるころには、「自分の条件なら、どのラウンジをどう使うのがベストか」が具体的にイメージできるようになるはずです。
※本記事の内容は2026年2月時点の情報です。最新の条件は必ず各公式サイトでご確認ください。
結論|イスタンブール空港のラウンジは「条件で使い分け」が正解
イスタンブール空港(IST)のラウンジは種類が多く、「誰でも入れる無料ラウンジがある」わけではありません。
入室条件ははっきり決まっており、自分がどの条件に当てはまるかで使えるラウンジが変わります。
この記事では筆者が実際に利用した、次の合計5つのラウンジの体験をもとに解説します。
- IGA Lounge(プライオリティパス)
- Pop-up Lounge(プライオリティパス)
- Turkish Airlines Miles&Smiles Lounge(スターアライアンス・ゴールド向け)
- ターキッシュ航空ビジネスラウンジ
- ターキッシュ航空国内線ラウンジ
ラウンジに入る主な4つの方法(まずはここをチェック)
イスタンブール空港でラウンジに入る方法は、大きく分けて次の4つです。
- プライオリティパスを持っている(クレカ付帯含む)
- ビジネスクラスに搭乗している
- スターアライアンス・ゴールドなどの上級会員ステータスを持っている
- 利用料を払って有料で入る(入れるラウンジ・料金は当日/場所で変動)
👉 このうちどれか1つでも満たしていれば、エコノミー搭乗でもラウンジに入れます。
👉 逆に、どれも満たしていない場合は、基本は「有料ラウンジをその都度支払う」以外の選択肢がありません。
【早見表】条件別|入れるラウンジはこれ
- 💳 プライオリティパスを持っている
→ IGA Lounge または Pop-up Lounge - ⭐ スターアライアンス・ゴールド保有
→ Turkish Airlines Miles&Smiles Lounge(スターアライアンス・ゴールド向け) - ✈ ビジネスクラス利用
→ ターキッシュ航空ビジネスラウンジへ - 👛 何も持っていないがラウンジを使いたい
→ その都度「有料ラウンジ」を利用(料金は目安:数十米ドル〜で変動)
実際に利用した5つのラウンジを徹底レビュー
ここからは、私が実際にイスタンブール空港で利用した5つのラウンジ体験レビューです。
今回レビューするのは、国際線IGA Lounge/Pop-up Lounge/Turkish Airlines Business Lounge/Miles&Smiles Lounge/Turkish Airlines Domestic Loungeの5つ。
写真や公式情報だけではわからない、混雑・使い勝手・待ち時間なども含めて本音でまとめました。
国際線 IGA Lounge(大規模・メイン|プライオリティパス対応)
所在地(行き方):
国際線出国審査後の制限エリアにあります。免税店エリアを左方向(A・Bゲート方面)へ進むと、通路沿いにLC Waikiki(アパレル)が見えてきます。

そこの通路を入ると以下の写真のようなYOTEL AIR(ホテル)が見えてくるエスカレーターがあります。

このエスカレーターを上ると、右側に「IGA Lounge」の入口があります。

営業時間:
24時間営業(毎日)
特徴・設備:
- プライオリティパス対応ラウンジの中で最大規模
- 温かい食事・軽食・デザート・アルコール類が充実
- シャワーあり(混雑時は待ち時間が発生)
※シャワーを使いたい人は、入室したら先に受付(予約)を済ませるのが安心 - 電源・Wi-Fi完備で長時間滞在向き
- 座席エリアが複数に分かれており比較的見つけやすい
こんな人におすすめ:
「しっかり食事をしたい」「シャワーを使いたい」「滞在時間が長い」という方の第一候補です。

空港運営会社IGAが運営する大型ラウンジで、とにかく広いのが特徴です。プライオリティパスで利用できるため、ビジネスクラスでなくても入室しやすい、現実的な選択肢です。
食事:ホットミール・サラダ・スイーツなど、一通りのメニューがそろっており、「とりあえず困らない」レベルの内容です。スイーツ類もケーキなどが並んでいて、軽く甘いものをつまむのにも十分です。

広さ・雰囲気:イスタンブール空港の中でも最大級の広さで、座席数も多く、エリアによって雰囲気が少しずつ違います。静かに過ごしたい人向けのゾーンもあり、自分に合う場所を選びやすいです。
混雑:利用者は多いものの、スペースが広いため、座席がまったくないという状況にはなりにくい印象です。
メリット:
- プライオリティパスで入れる中では設備と食事がバランス良い
- 広いので座れる確率が高い(長時間滞在向き)
- シャワーありで乗り継ぎのリフレッシュに強い
デメリット:
- 時間帯によっては混みやすく、シャワーは待ち時間が出る(使うなら入室後すぐ受付が安心)
- ターキッシュ航空ラウンジほどの特別感・豪華さはない
総評:プライオリティパスで使える万能型ラウンジです。「ビジネスラウンジには入れないけれど、しっかり休みたい」という人には、最も現実的で使い勝手のよい選択肢だと思います。
国際線 Pop-up Lounge(小規模・ゲート近く|プライオリティパス対応)
所在地(行き方):
国際線出国審査後の制限エリア、A側ゲート周辺にあります。Aゲートの通路に沿って行くと左側にあります。


ターキッシュはゲートの確定が出発直前になることも多く、Aゲートだった場合は、ここのラウンジで搭乗直前まで待機することが多いです。
なお、イスタンブール空港での乗り換えの詳細情報については以下の記事を参考に。
👉イスタンブール空港ガイド
営業時間:
24時間営業(毎日)
特徴・設備:
- 規模は小さいが、意外と食事の内容はしっかりしている
- 軽食・ホットミール・デザート・ドリンクを提供
- シャワー設備はなし
- ゲートに非常に近く、移動距離が短い
こんな人におすすめ:
「出発が近い」「移動したくない」「短時間だけ使いたい」場合に向いています。

小規模ですが、意外と穴場なのがこのポップアップラウンジです。Aゲート付近を利用する際に便利で、搭乗口に近いままギリギリまで滞在できるのが最大のメリットです。
食事:規模の割に一通りそろっており、ホットミールや軽食もあります。IGAラウンジほどの品数はありませんが、短時間の利用であれば十分と感じました。

混雑:ラウンジ自体は小さいものの、比較的空いていることが多く、静かに過ごしやすい印象です。
立地:Aゲート付近を利用する便の場合、搭乗口からとても近く、移動時間を最小限にできます。「出発30分前までラウンジで粘ってから、そのままゲートへ」という使い方がしやすいです。
メリット:
- ゲートが近いので、搭乗直前まで粘れる
- 大型ラウンジが苦手な人には落ち着くことが多い
- 短時間なら食事も十分
デメリット:
- シャワーがない(リフレッシュ目的ならIGAへ)
- 席数が少ないため、タイミング次第で座席確保が難しいこともある
総評:ガヤガヤした大型ラウンジが苦手で、落ち着いて搭乗直前まで過ごしたい人向けの穴場ラウンジです。Aゲート発の便なら、一度は試してみる価値があります。
Turkish Airlines Business Lounge(ビジネスクラス向け)
所在地:
国際線出発エリア(出国審査後/制限エリア)にあります。E側コンコース付近、ゲートE1の向かい側あたりが入口で、ラウンジ案内表示「Turkish Airlines Lounge Business」に従って進むとたどり着けます。
営業時間:
24時間営業(毎日)
特徴・設備:
- 非常に広いワンフロア構成で、ソファ席・ダイニング席・ワークスペースなどエリアが細かく分かれている
- トルコ料理を中心としたビュッフェ形式の温かい食事、デザート、アルコール/ソフトドリンクが充実
- シャワールーム、仮眠・リラックスエリア、キッズエリア、祈祷室など長時間トランジット向きの設備
- ラウンジ専用Wi-Fiが使い放題で、空港の無料Wi-Fiより安定している
ターキッシュ航空の看板ラウンジの一つで、設備・食事のクオリティともにイスタンブール空港で最上位クラスです。スターアライアンス系のビジネスクラス利用者が主な対象で、広さ・豪華さ・料理の種類はいずれも非常に充実しています。
どんな人におすすめ?
「ビジネスクラスでしっかり休みたい」「シャワー+食事+作業スペースを全部まとめて確保したい」という場合は、このビジネスラウンジ一択と言ってよいレベルです。
食事:ホットミール、前菜、デザート、ライブキッチンまでそろっており、空港ラウンジのレベルを超えた充実度です。特にスープ類が美味しく、トルコらしい料理をしっかり楽しめます。

シャワー:とても豪華でアメニティ完備、バスローブまで用意されています。長距離フライト前後のリフレッシュには最高の環境で、ラウンジ利用者であれば無料でシャワーを利用できます。
仮眠:ラウンジ内には、写真のような赤いクッションで囲まれた仮眠用スペース(静かな休憩エリア)があります。
完全個室の仮眠室ではありませんが、照明が落とされ、横になって休める設計になっており、実際に仮眠を取っている利用者も多く見られます。
この仮眠スペースを利用できるのは、Turkish Airlines Business Loungeの利用資格がある人のみです。

混雑:時間帯によっては非常に混み合い、食事コーナーでは行列ができることもあります。ピーク時間帯は、仮眠スペースや座席の確保が難しくなる場合があります。
座席・雰囲気:基本的には高級感のある落ち着いた雰囲気ですが、利用者が多い時間帯は人の出入りも多く、完全な静寂を求める人にはやや騒がしく感じることもあります。

また、ラウンジ内には飛行機型のキッズ向け設備もあり、時間帯によっては家族連れの利用もあります。静かに過ごしたい人は、席選び(奥のエリア)を意識すると快適です。

メリット:
- 食事・設備・広さが空港ラウンジの上限クラス
- シャワー・仮眠・作業スペースまで全部そろう
- 長時間トランジットでも快適に過ごせる
デメリット:
- 時間帯によってはかなり混む(特に食事エリア)
- 静寂を求める人は、席の場所次第で騒がしく感じることもある
総評:ビジネスクラスで「休む・食べる・シャワー・作業」を一気に済ませたいなら、ここが最適解です。ISTで最上位クラスのラウンジだと感じます。
Turkish Airlines Lounge Miles&Smiles(スターアライアンス・ゴールド向け)
所在地(行き方):
出国審査を終えたあと、国際線出発エリア(制限エリア)でゲートC方向へ進み、さらにゲートC1を目指してください。

ゲートC1の向かい側にあります。写真のようなエレベーターが見えますので、ここから上階へ上がります。
エレベーター付近の係員に声をかけられ、搭乗券の提示を求められることがありますが、スターアライアンス・ゴールド会員である旨を伝えると、そのまま案内されます。

営業時間:
24時間営業(毎日)
特徴・設備:
- スターアライアンス・ゴールド(Miles&Smiles Elite/Elite Plus含む)向けのメインラウンジ
- ビュッフェ形式の食事・スイーツが非常に充実
- ライブラリ・シネマ・キッズスペースなどエンタメ設備あり
- シャワールーム・仮眠スペース・ワークスペース完備
- Wi-Fi・充電スポット・新聞/雑誌アプリ(PressReader)対応
入室条件のポイント:
スターアライアンス・ゴールド会員であれば、エコノミークラス搭乗でも本人+同伴1名まで入室可能です。
家族旅行・夫婦旅行でラウンジを使いたい場合は、まずこのMiles&Smilesラウンジの対象になるか確認しましょう。

概要:
Turkish Airlines Miles&Smiles Loungeは、ターキッシュ航空の上級会員だけでなく、スターアライアンス・ゴールド(Star Alliance Gold)会員も利用できるラウンジです。位置づけとしては「上級会員向けラウンジ」で、設備や食事内容はTurkish Airlines Business Loungeと非常によく似ています。
実際に利用してみた感想としては、ビジネスラウンジとの体験差はほとんどありません。料理の種類・シャワー設備・混雑具合などもほぼ同レベルで、どちらを利用しても満足度は高いと感じました。
ラウンジ内の雰囲気や混雑具合は、写真よりも動画のほうが伝わりやすいので、下のYouTube Shortsも参考にしてみてください。

▶ イスタンブール空港ラウンジの雰囲気を YouTube Shorts で見る
食事:ビジネスラウンジ同等で種類豊富です。トルコ料理もしっかり楽しめます。
特に、トルコ菓子の代表バクラヴァがおすすめ。本当においしいです。毎回私は2~3個は食べています。

シャワー:ビジネスラウンジ同様、非常に豪華で清潔。アメニティが充実しており、バスローブも用意されています。

ただし、混雑時は待ち時間が発生します(最長1時間以上になることも)。確実に使いたい場合は、入室後すぐに受付を済ませるのが鉄則です。
【体験談】
私自身、到着後に受付を後回しにした結果、順番が回ってこず使えなかったことが何度かありました。
→ まずシャワー受付、その後に食事や休憩という流れが安心です。
仮眠:暗室はありませんが、椅子を並べて休む人が多数います。深夜帯は比較的静かで、うまく席を選べばしっかり休めます。
混雑:ピーク時はかなり混みますが、座席難民になるほどではない印象です。とはいえ、落ち着いた席を取りたい場合は早めの入室がおすすめです。
こちらはラウンジ内のロッカーです。市内の無料ツアーに参加したり、空港内を散歩したりするときに荷物を預けておけるのでとても便利です。ちょっと仮眠したいときも、荷物の心配をせずゆっくり休めます。

以下はTurkish Airlines Miles&Smiles Loungeの座席エリアです。電源が少ないので毎回争奪戦になります。私も毎回、入室したらまず電源近くの席を探して確保します。

なお、Turkish Airlines Miles&Smiles Loungeだけでなく、イスタンブール空港のラウンジ全体に共通して言えるのは、日本や韓国のラウンジほど「PC作業向け」に設計されていないことです。電源コンセントがどこも少ないので、パソコンを使う方は「電源の確保」が最初の重要ミッションになります。
メリット:
- エコノミーでも条件を満たせば“ご褒美レベル”の設備と食事を使える
- ビジネスラウンジと体験差が小さく、満足度が高い
- ロッカーが便利で、乗り継ぎ中の行動が楽になる
デメリット:
- 混雑時はシャワーが1時間以上待つこともある(入室後すぐ受付が鉄則)
- 電源が少ないので、PC作業する人は席取りが重要
総評:スターアライアンス・ゴールド会員なら、ビジネスクラスに乗らなくてもほぼ同格レベルの快適さを体験できます。シャワーと電源だけは「早めに動く」意識があると失敗しません。
Turkish Airlines Domestic Lounge(ターキッシュ航空 国内線ラウンジ)

所在地(行き方):
国内線エリアのPier G(Gピア)にあります。ターミナル1階側のG6・G7出入口付近に専用エレベーターがあり、そこからラウンジ階へ上がります。
※タクシーや送迎車で行く場合:
一般の出発口ではなく、運転手に「Domestic Lounge Entrance(ドメスティック・ラウンジ・エントランス)」と伝えると、専用入口側に寄せてもらいやすいです(初回はここで迷いやすいポイント)。
営業時間:
24時間営業(毎日)
特徴・設備:
- サンドイッチやスナックなどの軽食中心のフードカウンター
- コーヒー・紅茶・ソフトドリンクなどのドリンクバー
- ソファ席・テーブル席がある休憩エリア
- PC作業もしやすいワークスペース
- 小さな子ども連れにうれしいキッズスペース
- 無料Wi-Fi
こんな人におすすめ:
トルコ国内線を利用し、「チェックインから搭乗まで、できるだけストレスなく過ごしたい」という人にぴったりのラウンジです。
国内線ラウンジは、国際線のターキッシュ航空ラウンジと比較すると、規模も食事内容もシンプルです。「豪華なラウンジ」というよりは、国内移動前に軽く休憩する場所というイメージで捉えるとよいでしょう。
食事:サンドイッチやスナックなど、軽食中心のラインナップです。国際線ラウンジと比べるとかなり簡素で、「がっつり食事をしたい」というよりは小腹を満たす程度と考えておくとギャップが少ないです。

設備:ソファ席・テーブル席、無料Wi-Fiがあり、簡単なPC作業やスマホの充電をしながら過ごすことができます。国際線ラウンジほどの特別感はありませんが、フライト前に一息つく場所としては十分です。
イスタンブール空港の国内線ラウンジには、専用入口・専用保安検査・専用バス送迎というVIP動線があります。
【ここが凄い①】専用入口&専用保安検査
イスタンブール市内から空港へ向かう際は、一般出発口(G1など)ではなく、建物の端にある「Domestic Lounge専用入口」で降ります。
ここから入ると、ラウンジ利用者専用のチェックインカウンターと保安検査場があります。一般レーンの長蛇の列を完全に避けられるため、混雑時でも驚くほどスムーズにラウンジ内へ進めます。
【ここが凄い②】ラウンジから飛行機へ専用バス送迎
搭乗時刻が近づくとラウンジ内の指定ゲートに集合し、そこから専用バスで飛行機のタラップ横まで直接送迎されます。広いターミナルを歩き回る必要がなく、重い荷物があっても安心。まさにVIP搭乗といった体験です。
一つ困ったのは、受付スタッフの英語力です。サービス自体は素晴らしいのに、初めて利用したとき、仕組みがよく分からず詳しく聞こうとしたところ、英語がほとんど通じませんでした。最終的には英語ができるスタッフを呼んでもらい理解できましたが、初回利用時は少し戸惑うかもしれません。
メリット:
- 専用入口&専用保安検査で、混雑でもストレスが激減する
- 搭乗時は専用バス送迎でターミナル移動がほぼ不要
- 国内移動前に作業・休憩をまとめてできる
デメリット:
- 国際線ラウンジのような豪華さや食事は期待しない方がいい(軽食中心)
- 初回は動線が特殊で、入口を知らないと迷いやすい(タクシーで「Domestic Lounge Entrance」と伝えると安心)
- スタッフの英語が通じにくい場面があり、説明を受けたい人は戸惑うこともある
総評:豪華さではなく、「空港の混雑をショートカットできるVIP動線」が本命のラウンジです。トルコ国内線をよく使う人ほど、価値を実感しやすいと思います。
イスタンブール空港の主要ラウンジ利用条件を比較
ここまで見てきたラウンジを、「誰が・どの条件で入れるのか」という視点で一覧表にまとめました。
実際に利用したラウンジのみを掲載していますので、体験ベースでイメージするための早見表として使ってみてください。
まずは「自分が入れる可能性があるラウンジ」だけを拾って、詳細は各セクションに戻って確認するのがおすすめです。
| ラウンジ名 | 主な利用条件 | シャワー | 食事・ドリンク | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| iGA Lounge(国際線) | プライオリティパス / 有料利用 / 一部クレカ特典 | ○ | ◎(ライブキッチン・ホットミール充実) | 国際線側の定番。エコノミーでも現実的に狙いやすい |
| iGA Pop-up Lounge(国際線) | プライオリティパス / 有料利用 | × | ○(ビュッフェ形式・内容はやや簡素) | 混雑回避用のサブラウンジ。静かに過ごせることが多い |
| Turkish Airlines Business Lounge(国際線) | ビジネスクラス搭乗者 | ◎ | ◎(ライブキッチン・設備ともに最上位) | ISTで最上位クラス。広さ・設備・満足度すべてトップ |
| Miles & Smiles Lounge(国際線) | スターアライアンス ゴールド以上 | ◎ | ◎(ライブキッチン・ホットミール充実) | エコノミー搭乗でも上級会員なら利用可能で満足度高い |
| Turkish Airlines Domestic Lounge | ターキッシュ航空 国内線ビジネスクラス / 上級会員 | × | ○(軽食・スナック中心) | 国内線利用者向け。動線がよく短時間利用に向く |
エコノミーで現実的に狙いやすいのは「プライオリティパス対応(iGA系)」、またはスターアライアンスのゴールドを持っていれば「Miles & Smiles Lounge」です。
一方、「Turkish Airlines Business Lounge」は基本的にビジネスクラス専用と考えておくのが安全です。
エコノミークラスでもラウンジに入れる?
結論から言うと、イスタンブール空港ではエコノミークラスでも条件次第でラウンジ利用が可能です。次のいずれかに当てはまれば、ビジネスクラスでなくても入室できます。
エコノミーでも入れる4つのケース
- プライオリティ・パスを持っている場合
- 有料でラウンジを購入する場合
- スターアライアンス・ゴールドなど上級会員ステータスを持っている場合
- 当日アップグレードなどの特別措置を受けた場合(インボラなど)
特に現実的なのはプライオリティ・パスとスターアライアンス・ゴールドの2つです。有料入室も可能ですが、満席で断られることが増えているため、事前に期待しすぎない方が安心です。
入れないケース(条件なしの場合)
次の条件に当てはまらない場合、エコノミークラスのみではラウンジ入室はできません。
- ビジネスクラス搭乗ではない
- 上級会員ステータスがない
- プライオリティ・パスなどの会員証がない
- 有料入室の枠が満席で受付不可
「航空券を持っていれば誰でも入れる無料の休憩所」のような施設ではありませんので、何らかの条件や資格が必要と考えておくのが確実です。
一番現実的な方法はどれ?【おすすめはプライオリティ・パス】
結論から言うと、最も現実的で再現性が高いのは次の2つです。
- プライオリティ・パスを持つ(クレジットカード付帯含む)
- スターアライアンス・ゴールドの上級会員ステータスを取得する
このうち、短期間で誰でも用意できる現実的な方法はプライオリティ・パスです。上級会員の取得にはフライト実績や費用が必要ですが、プライオリティ・パスはカード発行だけで準備できます。
特にイスタンブール空港は物価が非常に高く、レストランで軽く食事をするだけで数千円になることも珍しくありません。ラウンジで食事・飲み物・Wi-Fi・シャワーが使えるというメリットは、他の空港以上に大きく感じられます。
✍️ 実体験
私自身、アイルランドへ向かう際にアブダビ空港で10時間以上の乗り継ぎになり、どうしてもスターアライアンス便が取れませんでした。
このとき、空港で長時間過ごすのが厳しいと感じ、プライオリティ・パス付帯のカードを作って備えたのがきっかけです。結果として、食事・ソファ・シャワー・電源付きデスクが使え、体力的にも精神的にも本当に救われました。
同じように、「長時間乗り継ぎ」「物価の高い空港」を利用する方には、プライオリティ・パスが強い味方になります。
結論として、条件さえ満たしていればエコノミーでも問題なく入室できます。
(私もエコノミー利用が中心ですが、プライオリティ・パスや上級会員資格で実際に何度もラウンジを利用しています)
プライオリティ・パスの入手方法や、どんなクレジットカードに付帯しているかは、次の章で詳しく解説します。
イスタンブール空港を利用する場合、事前に知っておくと役立つ選択肢のひとつです。
プライオリティ・パスの基本(入手方法と使い方)
イスタンブール空港(IST)でラウンジを利用するうえで、最も現実的なのが
「プライオリティ・パス(Priority Pass)」です。
ビジネスクラス搭乗や航空会社ステータスがなくても、エコノミークラス利用者でもラウンジに入れるのが最大の特徴です。
特にイスタンブール空港は、空港内の飲食価格が高く、移動距離も長いため、
「座れる・電源がある・飲食できる・静か」というラウンジ環境の価値が非常に高い空港です。
そのため、イスタンブール空港の乗り継ぎや出発前後では、
プライオリティ・パスを持っているかどうかで、快適さが大きく変わります。
プライオリティ・パスの入手方法は主に2通り
プライオリティ・パスは、以下のいずれかの方法で入手できます。
- ① 公式サイトから直接申し込む(有料)
- ② プライオリティ・パス付帯のクレジットカードを発行する
このうち、旅行者の多くが選んでいるのは② クレジットカード付帯です。
理由はシンプルで、年会費と利用条件のバランスが取りやすいからです。
プライオリティ・パスは「付帯カードで持つ」のがおすすめ
ラウンジ利用が前提なら、公式加入より「付帯カード」が現実的です。
公式サイトから直接加入することもできますが、プランによっては年会費が高額になります。
そのため、イスタンブール空港のように乗り継ぎ時間が長くなりやすく、ラウンジの出入りが増えがちな空港では、
公式加入よりもプライオリティ・パス付帯のクレジットカードで持つほうが、現実的でコスト効率が良いと感じます。
- カード年会費にプライオリティ・パスが含まれる
- 利用回数・同伴者条件などを自分の旅の頻度に合わせて選べる
- 海外旅行保険や空港関連特典もまとめて管理できる
日本でよく比較される代表例が、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードなどのプライオリティ・パス付帯カードです。
※プライオリティ・パスの利用条件(無料回数・同伴者条件・対象施設)は変更されることがあるため、
申し込み前には必ずカード会社・プライオリティ・パスの最新条件をご確認ください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードがおすすめ
イスタンブール空港を使う頻度が高い人にとって、
最初から「ラウンジ利用」と「トラブル時の備え」を想定して設計されているカードが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードです。
- プライオリティ・パスが付帯(エコノミーでもラウンジ利用可能)
- 海外旅行保険が自動付帯(持っているだけで補償対象)
- コンシェルジュサービス(予約・相談などを日本語でサポート)
- JALマイル高水準還元(長距離決済と相性が良い)
- 初年度は年会費をかけることなく利用できる
特に、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、 プライオリティ・パスが付帯し、基本的に利用回数の制限がありません。 そのため、乗り継ぎのたびに確実にラウンジを利用できます。
ラウンジにより時間制限があるため、回数制限があるカードだとすぐに使い切ってします。なので、プライオリティ・パス付のクレジットカードを検討するなら、必ず無制限のを選ぶのが鉄則です。
さらに現在は、初年度は年会費をかけることなく利用できるため、 まずは1年間、実際に乗り継ぎで活用してみることもできます。
同伴者料金について
プライオリティ・パスでは、会員本人はプランやカード条件に応じて無料〜有料で利用できますが、同伴者は原則有料です。
- 同伴者1名あたり数千円相当が自動請求されるケースが多い
- 家族カードでも同伴者無料とは限らない
- プランにより「同伴無料回数」が設定されていることもある
👉 家族で利用する前に必ずプラン内容を確認することをおすすめします。
✍️ 実体験|ターキッシュでは補償ゼロでも、保険でスーツケース代が戻ってきました
これまでにターキッシュエアラインズ利用時に、スーツケースが2回破損したことがあります。しかしどちらのケースでも、「完全に使用不能なレベルではない」という理由で、航空会社からの補償は一切受けられませんでした。
一方で、同じような破損でも、JAL やアシアナ航空ではその場でスーツケース交換や補償対応を受けられたことがあります。航空会社によって、手荷物破損への対応は大きく異なると実感しました。
ただし救いだったのは、クレジットカード付帯の携行品損害保険です。私の場合、破損したスーツケースについては、破損箇所が分かる写真を提出しただけで保険金が支払われました。空港でPIR(事故報告書)を作っていなくても問題なく補償を受けられました。
結論:ターキッシュエアラインズ利用時は「航空会社にスーツケースを補償してもらう」ことは期待せず、事前にクレジットカード付帯保険や海外旅行保険で備えておくのが現実的です。スーツケースが壊れた場合も、無理にカウンターで長時間交渉するより、破損部分の写真をしっかり残しておき、帰国後に保険請求する方が時間と労力の節約になります。
別途掛け捨ての海外旅行保険に毎回加入する手間とコストを抑えつつ、ラウンジ特典と携行品補償までカバーできることを考えると、セゾンプラチナのような「ラウンジ+備え」をまとめられるカードは、旅の不確定要素が多い人ほど相性が良いと感じます。
ターキッシュエアランズのラウンジの基本
イスタンブール空港でスターアライアンス系のラウンジを利用できるのは、主にターキッシュ航空の3つのラウンジです。
- Turkish Airlines Lounge Business(ターキッシュ航空ビジネスラウンジ・国際線)
- Turkish Airlines Lounge Miles&Smiles(スターアライアンス・ゴールド向け国際線ラウンジ)
- Turkish Airlines Domestic Lounge(ターキッシュ航空 国内線ラウンジ)
ここでは、スターアライアンス・ゴールドの条件とビジネスクラス利用時のルールを整理したうえで、各ラウンジの特徴をまとめます。
スターアライアンス・ゴールド向けラウンジの入室条件
スターアライアンス・ゴールド会員(例:ANA「SFC」、Miles&Smiles Elite/Elite Plusなど)は、エコノミークラス搭乗時でもラウンジ利用が可能です。
- 当日中にスターアライアンス加盟航空会社の便に搭乗している
- 搭乗クラスは問わない(エコノミーでもOK)
- 本人+同伴1名まで入室可(もちろん同伴者も無料)
同伴者は「家族である必要はありません」。
友人・知人などでも同伴対象となり、実際に問題なく入室できています(私自身も複数回知人の同伴経験あり)。
👉 重要:これらは航空会社ラウンジの特典です。プライオリティ・パスでは入室できません。
ステータスを持っているとラウンジだけでなく、優先搭乗・手荷物優遇・座席の優遇などの特典も受けられます。さらに、満席調整などの理由で無料アップグレード(インボラ)が発生しやすくなるという、最大の隠れたメリットもあります。
👉 無料アップグレード(インボラ)はどう起きる?実体験と注意点はこちら
実は、インボラされやすくなるにはちょっとしたコツがあります。私自身、この方法を行うことで年間8回も無料でビジネスクラスにアップグレードしてもらった経験があります。より詳しい具体的な体験談やテクニックは、こちらの記事で解説しています。
👉 【体験談】インボラアップグレードの仕組みと起こりやすい条件はこちら
ビジネスクラス利用時のラウンジ
スターアライアンス加盟社(ターキッシュ航空を含む)のビジネスクラスに搭乗している場合は、上級会員ステータスがなくてもラウンジを利用できます。ただし、同伴者の扱いはゴールド会員の場合と大きく異なります。
- 当日、スターアライアンス加盟航空会社のビジネスクラスに搭乗している
- 特典航空券のビジネスクラスでも利用可能
- 原則として入室できるのは本人のみ(同伴者は不可)
💡よくある勘違いに注意
「ビジネスクラスなら家族も一緒にラウンジに入れる」と思われがちですが、スターアライアンスの原則は次の通りです。
- ビジネスクラス搭乗:ラウンジ利用は本人のみ
- スターアライアンス・ゴールド:エコノミー搭乗でも本人+同伴1名まで入室可
つまり、「同伴者も一緒にラウンジを使いたい」場合に強いのは、座席(ビジネス)ではなくステータス(スターアライアンス・ゴールド)です。この違いを知っておくと、「こんなはずじゃなかった」という事態を防げます。
もちろん、スターアライアンス・ゴールドを持っていてビジネスクラスに搭乗している場合は、従来通り本人+同伴1名まで入室可能です。
ラウンジは無料で入れる?完全無料/実質無料の整理
「ラウンジは無料で使える」といっても、実際には完全無料で使えるケースと、年会費などを払って“実質無料”で使えるケースに分かれます。
また、イスタンブール空港には「誰でもふらっと入れる完全無料ラウンジ」はありません。
ここでは、その境界線を整理しておきます。
完全無料になるケース
追加料金なしでラウンジに入れるのは、ざっくり言うと次の2パターンです。
- ビジネスクラス以上の搭乗者
- スターアライアンスゴールド会員
どちらも「航空券代」や「マイレージのステータス維持コスト」の中に、すでにラウンジ利用分の費用が含まれていると考えるとわかりやすいです。
以下で少し詳しく説明します。
ビジネスクラス
もっともわかりやすいのが、ビジネスクラス以上の搭乗者です。
ターキッシュエアラインズをはじめ、スターアライアンス系航空会社のビジネスクラス利用時は、
当日の搭乗券を見せるだけでラウンジに入室できます。
・イスタンブール発のターキッシュエアラインズ便ビジネスクラス
・他のスターアライアンス加盟会社のビジネスクラス(同日・同空港発)
などが対象です。
いわゆる「インボラ(インボランタリーアップグレード)」で、
エコノミーからビジネスに運良く無料アップグレードされた場合も、搭乗券がビジネスクラスになっていればラウンジ利用OKです。私も何度かそれで入ったことがあります。その時の体験談は以下を参考に。
👉 【体験談】インボラアップグレードの仕組みと起こりやすい条件はこちら
スターアライアンスゴールド
もう一つの完全無料パターンが、スターアライアンスゴールド会員です。
ANAのSFC会員など、スターアライアンスゴールドを持っている場合、
当日スターアライアンス便にエコノミーで搭乗していても、ラウンジが無料になります。
条件のイメージは次のとおりです。
- 当日、スターアライアンス加盟会社のフライトに搭乗すること(搭乗券が必要)
- スターアライアンスゴールドの会員カード(デジタルカードを含む)を提示
- 多くの場合、同伴者1名まで無料で入室可能
つまり、「航空会社のステータスを維持している人」には、ラウンジ利用が航空券の一部として付いてくるイメージです。
逆に言うと、ステータスを持っていない一般の旅行者が、ここを目指すのはハードルが高めです。
実質無料(クレカ付帯のプライオリティ・パス)
ビジネスクラスや上級会員ではないけれど、「ラウンジ飯でごはん代を浮かせたい」「長い乗り継ぎを快適に過ごしたい」という方に現実的なのが、
クレジットカードに付帯するプライオリティ・パス(Priority Pass)です。
たとえば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスのように、年会費にプライオリティ・パスが含まれているカードがあります。
年会費はおおよそ1万円前後ですが、イスタンブール空港のような物価の高い空港で、食事・ドリンク・シャワーをラウンジで済ませられることを考えると、
何回か海外旅行をする方なら「実質、ラウンジ利用が無料になっている」と感じやすい仕組みです。
私自身も、乗り継ぎで8時間以上空港に足止めされたとき、プライオリティ・パス対応ラウンジに何度も救われた経験があります。
イスタンブール空港でも、プライオリティ・パス対応ラウンジが複数あり、軽食やアルコール、仮眠スペース、シャワーなどを追加料金なし(会員資格内)で利用可能です。
なお、付帯内容(年会費・利用回数・同伴者料金など)はカードによって異なり、改定も多いので、
具体的に申し込む際は、必ず各カード会社の公式サイトで最新情報を確認してください。
誰でも使える完全無料ラウンジはありません
イスタンブール空港には、「誰でも」「予約なしで」「完全無料」で使える本格的なラウンジはありません。
ソファスペースやベンチ、無料Wi-Fiエリアはありますが、食事・アルコール・シャワー付きのいわゆる「ラウンジ」は、必ず何らかの条件が必要です。
つまり、まったくお金をかけずにラウンジを使うという選択肢は、
実質的にはビジネスクラス利用者か、スターアライアンスゴールドなどの上級会員に限られると考えておくとよいでしょう。
無料と有料の境界線
ここまでを整理すると、イスタンブール空港ラウンジの「無料/有料」の境界線は次の通りです。
- 完全無料:ビジネスクラス搭乗者/スターアライアンスゴールド会員(航空券代やステータス維持コストに含まれているイメージ)
- 実質無料:年会費にプライオリティ・パスが含まれるクレカ(セゾンプラチナカードなど)を持ち、旅行のたびに活用するケース
- 完全有料:その場でラウンジを都度払い(1回数千円〜)で購入するケース
イスタンブール空港は、フードコートやレストランの物価が高めです。
乗り継ぎや長時間滞在が多い方ほど、「どのパターンでラウンジを押さえるか」を事前に決めておくと、
食費や時間のストレスをぐっと減らせます。
ラウンジは有料でも入れる?料金の目安と損しない考え方
「ビジネスクラスやステータスがなくても、お金を払えば入れるのか?」という質問はとても多いです。
結論から言うと、イスタンブール空港の一部ラウンジは有料での入室が可能です。
ここでは料金の目安や予約の要否、プライオリティパスとの費用対効果について整理します。
当日料金の目安
イスタンブール空港では、プライオリティパス対象ラウンジの多くが、当日その場での有料入室にも対応しています。
料金はラウンジや為替レートによって変動しますが、おおよその目安は次の通りです。
- 目安料金: 1人あたり 約40〜70米ドル前後(時期・為替・ラウンジで変動)
- 利用時間の目安:通常3時間〜4時間制
- 含まれる内容:食事・飲み物(アルコール含む場合あり)・Wi-Fi・シャワー(有無はラウンジ次第)
※実際の料金や利用条件は随時変更されるため、利用前に各ラウンジの最新情報を必ずご確認ください。
事前予約は必要?
基本的には予約なしの当日利用が可能です。
ただし、混雑時間帯(夜間の欧州便集中時間や朝の出発ピーク)には入場制限がかかることもあります。
- 確実に使いたい → 事前予約対応のラウンジを選ぶ
- 時間に余裕がある → 当日カウンターで空き状況を確認
個人的な経験としては、夜のピーク帯は入場制限がかかりやすい印象です。
「どうしてもシャワーを使いたい」「長時間の乗り継ぎで絶対使いたい」場合は、事前予約可否を事前に確認しておくのが安心です。
プライオリティ・パスとの比較
ラウンジ利用料をその都度支払うよりも、プライオリティ・パス(PP)付帯のクレジットカードを持つ方が、長期的にはコストを抑えやすいのが実情です。
- 都度払い: 1回あたり40〜70ドル(日本円で約6,000〜10,000円超:時期・為替などで変動)
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス: 年会費(33,000円)はかかるものの、回数制限なしのプライオリティ・パス(プレステージ)が付帯
特に現在の円安環境では、海外ラウンジを数回利用するだけで、都度払い(1回数千円〜1万円超)との差額は一気に広がります。
年に複数回海外へ行く方や、長時間の乗り継ぎが多い方にとって、回数制限を気にせず使えるセゾンプラチナは、空港でのストレスとコストを最小限に抑える「最強の選択肢」の一つです。
しかも、初年度は実質的に年会費の負担なく試せる仕組みがあるため、「自分にとって本当に価値があるか」をリスクなく確認できるのも大きなメリットです。
短時間利用は元が取れる?
「2〜3時間しかないけど、有料で入る価値はある?」という質問もよくあります。
元が取れるかどうかは、次のポイントで判断すると失敗しません。
- 空港レストランで普通に食事+飲み物 → それだけで30〜50ドルすることも
- ラウンジでは食事・飲み物・アルコール・Wi-Fiがまとめて利用可
- コンセント・静かな席・シャワーなど「時間の価値」も含めて判断
イスタンブール空港は物価が高めなので、食事を1回するだけでラウンジ料金にかなり近づくことが多いです。
「食事+シャワー+仮眠+作業環境」まで使うなら、短時間でも十分に元が取れると感じる方が多いでしょう。
一方で、乗り継ぎが1時間程度しかない場合は慌ただしくなるため、
「無理に入るよりゲート付近で待つ」という選択肢の方が現実的です。
アメックス・ダイナース・ゴールドカードで入れる?【誤解整理】
「ゴールドカードを持っていればラウンジに入れる」という情報を見かけますが、
イスタンブール空港の航空会社ラウンジについては、少し誤解が混ざっていることが多いです。
ここでは、アメックス/ダイナース/各社ゴールドカードとラウンジ入室の関係を整理します。
クレジットカードのゴールドでは基本入れません
まず大前提として、「クレジットカードがゴールドだから」という理由だけでは、航空会社ラウンジには入れません。
なお、日本の空港で見かける「クレジットカードラウンジ」(制限エリア外・国内線側にあるもの)は、
ゴールドカードの提示で利用できることがあります。
ただしこれらは、軽いソフトドリンク提供・簡易な休憩スペースが中心で、
国際線の航空会社ラウンジのような食事・アルコール・シャワー完備の本格ラウンジとは別物です。
つまり、「国内のカードラウンジには入れる=海外の航空会社ラウンジにも入れる」わけではありません。
イスタンブール空港のラウンジは、ビジネスクラス・航空会社上級会員・プライオリティパス等の専用資格が必要になります。
イスタンブール空港に限らず、国際線の本格的なラウンジは次のような条件で入室が決まります。
- 当日のビジネスクラス以上の搭乗券
- 航空会社(アライアンス)の上級会員資格
- プライオリティ・パスなどの専用会員資格
つまり、「カードがゴールド=自動的にラウンジOK」ではないという点が重要です。
国内線のクレジットカードラウンジとは仕組みが違うため、ここを混同するとトラブルになりやすいです。
スターアライアンス・ゴールドとは別物
よく混同されるのが、クレジットカードの「ゴールド」と、航空連合の「スターアライアンス・ゴールド」です。
名前が似ていますが、中身はまったく別物です。
- クレジットカードのゴールド=年会費・付帯保険・ポイント条件が優遇されるカードのランク
- スターアライアンス・ゴールド=ANAやターキッシュ航空などで大量に搭乗して得られる航空会社の上級会員資格
スターアライアンス・ゴールドを持っていれば、エコノミークラス搭乗でもラウンジ利用が可能ですが、
クレジットカードのゴールドだけではラウンジ入室資格にはならない点に注意が必要です。
付帯のプライオリティパス経由なら可能
ただし、アメックスやダイナースの一部カードには、「プライオリティ・パス(Priority Pass)」が付帯しているものがあります。
この場合、カード自体で入るのではなく、「付帯する別の会員証」で入るという形になります。
具体的には次の流れです。
- アメックス/ダイナース/一部ゴールドカードを契約する
- 付帯特典としてプライオリティ・パスを発行する(別申込が必要なことが多い)
- イスタンブール空港の「PP対応ラウンジ」に入室できる
そのため、
「アメックスだから入れる」ではなく
「アメックス付帯のプライオリティパスで入れる」
という理解が正確です。
カードによっては利用回数制限・同伴者料金・年会費が異なるため、
申し込み前に公式情報を必ず確認しておくと安心です。
イスタンブール空港には「到着ラウンジ」は原則ありません
イスタンブール空港(IST)には、日本や一部の欧州空港にあるような、「到着後に使える専用の到着ラウンジ(Arrivals Lounge)」は原則ありません。
そのため、到着してから入国したあとにラウンジで休憩・シャワー・食事をしたいという場合は、別の選択肢を考える必要があります。
到着後に使える専用ラウンジは基本なし
イスタンブール空港では、「到着客専用ラウンジ」や「入国後に使える到着ラウンジ」は基本的に用意されていません。
多くのラウンジは出発エリア(保安検査後)や国際線の乗り継ぎエリアにあり、
いったん入国して到着階に出てしまうと、そこからラウンジにアクセスすることはできません。
そのため、たとえば次のようなニーズがあっても、
- 長距離フライト到着後にシャワーを浴びたい
- イスタンブールに入国してから少し横になって休みたい
- 市内へ向かう前に静かな場所で荷物を整理したい
「到着後にラウンジへ移動して過ごす」という一般的な選択肢は、イスタンブール空港では基本的に取れません。
出発・乗り継ぎエリアのラウンジなら利用可
ラウンジを利用できるのは、原則として保安検査後の出発エリア/国際線の乗り継ぎエリアです。
つまり、
- これからイスタンブール空港から出発する人
- ISTで乗り継ぎをするトランジット客
はラウンジ利用の対象ですが、すでに入国して到着ロビーに出た人は対象外となります。
到着後に「やっぱりラウンジに行きたい」と思っても、
一度到着エリアに出てしまうと保安検査前のため戻ることはできません。
ラウンジを使いたい場合は、入国せずに乗り継ぎエリア内にとどまっている段階で利用を済ませておくことがポイントです。
乗り継ぎの場合、まず制限エリア内のラウンジを利用してから、あとでトルコに入国すること自体は可能です。
ただし、空港の動線や案内は「そのままトランジットする」ことを前提に設計されているため、入国への導線がわかりにくく、案内表示もありません。どこに行けばいいのかの案内がないため、そこにたどり着くまでに空港職員に聞きまくる必要があります。また、無事にそこにたどり着いても入国の導線へ入るためには係員にそのことを説明する必要があります。
とくに初めてイスタンブール空港を利用する方や、英語・トルコ語に不安がある方は、
「ラウンジで休んでから、気軽にそのまま入国すればいい」と考えるのではなく、最初から「ラウンジを利用するだけにするのか」それとも「飛行機を降りたらそのまま入国して市内へ出るのか」を決めておくことをおすすめします。
到着後の現実的な代替案はYOTEL(ランドサイド)
「到着ラウンジがないならどうするの?」という場合の、
もっとも現実的で快適な選択肢は空港内ホテルのYOTELを利用することです。
イスタンブール空港には、世界的チェーンのYOTEL(ヨーテル)が併設されています。
・保安検査前(ランドサイド)
・保安検査後(エアサイド)
の2か所にあり、「数時間単位のデイユース」や「シャワーのみ利用」も可能です。
長距離フライトで「とにかく横になりたい/まずシャワーを浴びたい」という方には、
入国後、つまり保安検査前(ランドサイド)のYOTELがラウンジ代替として最も現実的で快適な選択肢です。
ISTには到着ラウンジが原則ないため、YOTELが実質的な代替施設になります。
▶YOTEL Istanbul Airport(ランドサイド)の料金をチェックする
👉 イスタンブール空港YOTEL(ランドサイド)の場所・使い方・実体験レビューはこちら
目的別おすすめ|仮眠・シャワー・食事・作業で選ぶ
同じ「ラウンジ」といっても、それぞれ得意分野が異なります。
ここでは、私が実際に利用して感じた一次体験にもとづき、目的別におすすめラウンジをまとめました。
仮眠重視ならここ
イスタンブール空港のラウンジにはソファやリクライニングチェアがあり、
完全な個室ベッドやカプセル型の仮眠室は基本的にありません。
ただし、ラウンジの種類によっては、照明を落としたエリアや、横になって休める簡易的な仮眠スペースが用意されています。
実際に利用して感じたのは、
「短時間の仮眠ならラウンジでも可能だが、熟睡を前提にするのは難しい」という点です。
- 椅子を並べて横になって休んでいる人
- ソファに足を上げて、半分寝そべるように仮眠する人
- アイマスクやフードで明かりを遮って休んでいる人
このように、「ちょっと目を閉じて体を休める」用途であれば、ラウンジで仮眠を取っている人は多いです。
仮眠しやすいラウンジ:
Turkish Airlines Business Lounge / Miles&Smiles Lounge / IGA Lounge(いずれも大型)
理由:
スペースが広く、人の視線が分散しやすいため、
多少体勢を崩して休んでいても目立ちにくいからです。
一方、Pop-up Lounge(小型のPriority Passラウンジ)は静かではありますが、
空間がコンパクトな分、横になると目立ちやすく、仮眠目的には向きません。
私が利用した限りでは、実際に仮眠している人はほとんど見かけませんでした。
しっかり横になって眠りたい・数時間きちんと休みたい場合は、
ラウンジではなく空港内ホテル(YOTEL)を利用するのが現実的な選択です。
👉 イスタンブール空港内ホテル(YOTEL)をAgodaで見る
「ラウンジ仮眠でいけるか/ホテルを取るべきか」を含め、ISTでの“寝る選択肢”を全部まとめた記事はこちら。
👉 イスタンブール空港の仮眠・ホテル完全ガイド(寝る場所・YOTEL・注意点)
シャワー重視ならここ
Turkish Airlines Business Lounge または Turkish Airlines Miles&Smiles Lounge がおすすめです。
- 個室タイプで広めのシャワールーム
- タオル・バスローブ・アメニティが充実
- 長距離フライト前後のリフレッシュに最適
混雑時間帯は1時間以上待つこともあるため、
ラウンジに入ったらすぐ受付だけ済ませて、待ち時間に食事という流れがおすすめです。
プライオリティ・パスで利用できるラウンジについては、
シャワーのあるラウンジと、ないラウンジの両方があります。
「絶対にシャワーを使いたい」場合は、事前に公式情報で対象ラウンジを確認しておくと安心です。
食事重視ならここ
Turkish Airlines Business Lounge と
Turkish Airlines Miles&Smiles Lounge は、
設備・食事内容ともに体感として大きな差はありません。
- ホットミールが充実していて「ちゃんとした食事」になる
- ライブキッチンやトルコ料理コーナーあり
- スイーツ・スープ・パンのレベルも高い
混雑状況や清掃タイミングで印象が変わることはありますが、
「ビジネス=圧倒的に上」というほどの差は感じませんでした。
IGA Loungeも規模が大きく、食事は一通りそろっていますが、
トルコ料理の充実度や「ごちそう感」ではトルコ航空ラウンジに一歩ゆずるという印象です。
静かに作業したい人向け
Pop-up Lounge(Priority Pass対象)が意外な穴場です。
- Aゲート付近で搭乗口に近く、移動が少ない
- 大型ラウンジよりも利用者が少なく、比較的静か
- 最低限の食事・ドリンクがあり、軽く食べながら作業できる
なお、イスタンブール空港のラウンジはどこもPC作業前提の設計ではないため、
電源のある席は意外と少ないです。
パソコン作業をしたい場合は、まず電源のある席を確保 → その後に食事を取りに行くのがおすすめです。
イスタンブール空港ラウンジに関するよくある質問(FAQ)
エコノミークラスでもラウンジに入れますか?
はい、条件付きで可能です。プライオリティパスを持っている場合、スターアライアンス・ゴールドなどの上級会員ステータスがある場合、有料入室枠が空いている場合などに限られます。
エコノミークラスの航空券だけではラウンジには入れないので、何らかの「資格」や「会員証」が必要と考えておくと安心です。
同伴者はいくらかかりますか?
同伴者料金はラウンジの種類や会員種別によって異なりますが、目安は1人あたり30〜50米ドル前後です。
プライオリティパス付帯クレジットカードの場合、同伴者1名につき「1回分の利用」としてカウントされたり、有料請求になるケースもあるため、事前にカードの条件を必ず確認しておきましょう。
ラウンジには何時間まで滞在できますか?
ルール上は1回あたり3〜6時間程度を上限としているラウンジが多いです。
ただ実際には、次のフライトの搭乗券を持っている場合、きっちり時間で追い出されることはそれほど多くありません。
一方で、混雑時間帯や一部ラウンジでは、入室制限・時間制限が厳格に運用されることもあるので、長時間滞在を前提にしすぎないほうが安心です。
深夜もラウンジは営業していますか?
イスタンブール空港の主要ラウンジ(Turkish Airlines Business Lounge、Miles&Smiles Lounge、IGA Loungeなど)は、基本的に24時間営業です。
ただし、深夜帯は清掃や混雑緩和のため、一時的に入場制限がかかることがあります。確実に使いたい場合は、余裕を持って早めに入室しておくと安心です。
乗り継ぎ時間が短くてもラウンジに行けますか?
イスタンブール空港は非常に広く、ゲート移動だけで20〜30分かかることも珍しくありません。
そのため、乗り継ぎ時間が2時間未満の場合は、ラウンジ利用はあまりおすすめできません。
保安検査・出国審査・ゲートまでの移動を考えると、最低でも2〜3時間以上の余裕があるときに利用するのが現実的です。
おわりに|イスタンブール空港ラウンジで乗り継ぎ時間を「ご褒美タイム」に
イスタンブール空港のラウンジは、誰でも自由に使える「無料休憩所」ではありませんが、 条件さえ理解しておけば、エコノミークラスでも長時間トランジットを快適なご褒美タイムに変えてくれる強い味方になります。
- ビジネスクラス or スターアライアンス・ゴールドなら「完全無料」に近い形で本格ラウンジが使える
- プライオリティパスがあれば、エコノミーでもIGA Lounge/Pop-up Loungeで食事・休憩・作業が可能
- 到着後にラウンジで休みたい場合は、YOTEL(ランドサイド)が実質的な代替施設になる
- 「有料でその場払い」よりも、プライオリティパスが「回数無制限」で付帯するカードのほうが、トータルでの満足度とコスパが圧倒的に高い
特に、年に複数回海外へ行く方や、乗り継ぎが多い方には、 通常年会費469米ドル(約7万円以上)の「プレステージ会員」権が無料で付帯するセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードが最適です。
イスタンブール空港は、飲食店の物価が高く・ターミナルが広く・乗り継ぎ時間も長くなりがちな空港です。
- 「どの条件でラウンジに入るか」
- 「どのラウンジを第一候補にするか」
これらを旅行前に決めておくだけで、当日の疲れ方と満足度が大きく変わります。
私自身も、最初は「とりあえず安いエコノミーで行けばいい」と考えていましたが、
長時間トランジットや夜中の乗り継ぎを何度も経験するうちに、ラウンジの有無が旅のクオリティを左右すると痛感するようになりました。
セゾンプラチナ・ビジネスなら、プライオリティパスの利用回数が「無制限」なだけでなく、
JALマイル還元率の高さや、手厚い海外旅行傷害保険もセットになっています。
しかも、初年度は年会費の負担なくその実力を試せる仕組みがあるため、イスタンブール空港のような拠点を利用する旅人にとって、まさに「最強の守り」となる1枚です。
これからイスタンブール空港を利用される方は、ぜひ本記事の内容を参考にしながら、
「自分のスタイルに合ったラウンジの使い方」を事前にイメージしてみてください。
乗り継ぎ時間が、ただの「待ち時間」ではなく、旅の楽しみの一部になりますように。
イスタンブール空港のWi-Fiは、無料枠が分かりにくかったり、つながりにくいタイミングがあったりします。
「空港の無料Wi-Fiの使い方/つながらない時の対処」は別記事で写真つきでまとめています:
👉 イスタンブール空港のWi-Fi完全ガイド(無料Wi-Fi・有料・つながらない時)
イスタンブール空港全体の過ごし方や物価の目安は、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 イスタンブール空港ガイド
トルコでの通信手段(ahamo/楽天モバイル/eSIMなど)は、こちらにまとめています。
👉 【トルコ】通信・SIM・eSIMの総合ガイドを見る
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