シドニー空港には、プライオリティ・パスで利用できるラウンジだけでなく、対象レストランや航空会社ラウンジもあります。
ただし、国際線の第1ターミナルと国内線の第2・第3ターミナルに施設が分かれているうえ、保安検査前のランドサイドと保安検査後のエアサイドでは利用できるタイミングも異なります。
今回私は、シドニー空港でプライオリティ・パス対象の「Plaza Premium Lounge(International Arrivals)」「The House」「Peroni Bar」「Bistro Bar 2020」を利用しました。さらに、スターアライアンスの利用資格で「Air New Zealand International Lounge」にも入りました。
結論からいうと、食事のおいしさを重視するなら国内線第2ターミナルのBistro Bar 2020、国際線で座席と食事の両方を確保したいならThe Houseが候補です。早めに空港へ着いて保安検査前に休みたい場合は、ランドサイドにあるPlaza Premium Loungeも便利でした。
シドニー空港で実際に利用したラウンジ・レストランの比較
| 施設 | ターミナル | エリア | 利用方法 | 実際に利用した感想 |
|---|---|---|---|---|
| Plaza Premium Lounge(International Arrivals) | 第1・国際線 | ランドサイド | プライオリティ・パス | 小さいが空いていて静か |
| The House | 第1・国際線 | エアサイド | プライオリティ・パス | 広いが混雑。料理は種類がある |
| Peroni Bar | 第1・国際線 | エアサイド | プライオリティ・パスの飲食特典 | メニューは魅力的。遅い時間は選択肢に注意 |
| Bistro Bar 2020 | 第2・国内線 | エアサイド | プライオリティ・パスの飲食特典 | 混雑していたが食事は今回一番おいしかった |
| Air New Zealand International Lounge | 第1・国際線 | エアサイド | 対象クラス・航空会社上級会員資格など | リゾットとモクテルが印象的 |
注意:営業時間、利用条件、対象施設、飲食特典の有無は変更されることがあります。出発前にプライオリティ・パス公式サイトまたは公式アプリで最新情報を確認してください。
シドニー空港のラウンジはターミナルとエリアの確認が重要
シドニー空港には、国際線の第1ターミナル、国内線の第2ターミナルと第3ターミナルがあります。ターミナル間は離れているため、利用したい施設だけを見て移動するのではなく、自分の便が出発するターミナル内で選ぶのが基本です。
- 第1ターミナル:国際線。The House、Plaza Premium Lounge、Peroni Bar、Air New Zealand International Loungeなど
- 第2ターミナル:国内線。Bistro Bar 2020、REX Lounge、The Fat Yakなど
- 第3ターミナル:主に国内線。Luke’s Bistro & Barなど
また、同じ第1ターミナルでも、Plaza Premium Lounge(International Arrivals)はランドサイド、The HouseやPeroni Barは出国審査・保安検査後のエアサイドにあります。エアサイドへ入った後はランドサイドの施設へ簡単には戻れないため、利用する順番にも注意が必要です。
シドニー空港でプライオリティ・パスを使った4施設
ここからは、今回実際に利用したプライオリティ・パス対象施設を紹介します。ラウンジとレストランではサービス内容が異なるため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
Plaza Premium Lounge|保安検査前に休める小さなラウンジ
今回利用したのは、第1ターミナルの到着階にある「Plaza Premium Lounge(International Arrivals)」です。ランドサイドにあるため、保安検査を通る前に立ち寄れます。

ラウンジ内はとても小さく、座席数も多くありません。ただ、私が訪れたときはほかの利用者がほとんどおらず、静かに過ごせました。まだあまり知られていないのか、たまたま空いていたのかは分かりませんが、今回は運がよかったです。

料理はサラダやコールドミールだけでなく、チキンなどの温かい料理も用意されていました。品数は大規模ラウンジほど多くありませんが、搭乗前に軽く食事をするには十分です。


早く空港へ着いたときに、出国手続きへ進む前に休む場所として便利です。ただし、ラウンジ自体が小さいため、利用者が重なるとすぐに満席になる可能性があります。
楽天プレミアムカードなら、プライオリティ・パス対象ラウンジを年間5回まで無料で利用できます。シドニー空港でPlaza Premium Loungeを利用したい人にも使える特典です。
The House|広いが時間帯によってはかなり混雑
「The House」は、第1ターミナルの出国審査・保安検査後にある国際線ラウンジです。ゲート51〜63方面へ進み、ゲート50の手前にあります。

私が訪れた時間帯はかなり混んでおり、静かにゆっくり過ごせる雰囲気ではありませんでした。ただし、ラウンジ内は広いため、座る場所がまったく見つからないという状態ではありませんでした。

食事は温かい料理、サラダ、パスタ、デザートなどがそろっています。一方で、写真や名称から想像していたほど豪華という印象ではなく、料理の充実度だけを目的に訪れると期待との差を感じるかもしれません。

なお、プライオリティ・パス公式サイトでは、プレミアムアルコール、アラカルトメニュー、シャワーを利用する場合、通常の利用枠に加えて1人20豪ドルのアップグレード料金が必要と案内されています。通常のプライオリティ・パス入室だけでシャワーが無料になるわけではありません。
The Houseも楽天プレミアムカード付帯のプライオリティ・パスで利用できる対象ラウンジです。年会費11,000円(税込)で年間5回まで利用できるため、海外旅行で空港ラウンジを年に数回使う人なら活用しやすい特典です。
Peroni Bar|プライオリティ・パスの飲食特典が使える
Peroni Barは、第1ターミナルのエアサイド、ゲート56付近にあるレストランです。独立したラウンジではなく、プライオリティ・パスの1回分の利用枠を使い、1人あたり36豪ドル分を飲食代から差し引く仕組みです。
ハンバーガーやパスタなどがあり、メニューだけを見ると、今回プライオリティ・パスで訪れた国際線の3施設の中では最も食事がおいしそうに見えました。
ただし、私が立ち寄ったのは夜遅い時間だったため、通常メニューを店内で食べるのではなく、チョコレート入りのペストリーと飲み物をテイクアウトしました。料理を目当てにする場合は、営業時間だけでなく、キッチンの提供時間も早めに確認したほうがよいでしょう。

36豪ドルを下回っても差額は返金されず、超えた分は自己負担です。また、同伴者を登録すると同伴者分も1回の利用として記録されます。カード付帯のプライオリティ・パスでは飲食店特典が対象外の場合もあるため、利用前に発行会社の条件を確認してください。
Bistro Bar 2020|国内線乗り継ぎで食べた料理が一番おいしかった
国内線への乗り継ぎ時には、第2ターミナルの保安検査後、フードコート内にある「Bistro Bar 2020」を利用しました。こちらもラウンジではなく、プライオリティ・パスの利用枠を36豪ドル分の飲食代に充てられるレストランです。

店内はかなり混んでおり、ラウンジのように静かに休む場所ではありませんでした。一方で、注文してから作られる食事は満足度が高く、私が食べた野菜入りのトマトソースパスタは、シドニー滞在中に食べた料理の中で最もおいしいと感じました。


国内線利用時に食事をしっかり取りたい人には魅力的です。ただし、混雑時は店舗の判断で利用できない場合があります。搭乗直前ではなく、時間に余裕を持って向かうのがおすすめです。
ANA・スターアライアンス利用者向け|Air New Zealand International Lounge
シドニー空港でANA便を利用する人が検索しやすいのが、「ANAのラウンジはどこか」という疑問です。シドニー空港にANAが運営する専用ラウンジはなく、搭乗クラスや会員資格などの条件を満たす場合は、指定された提携ラウンジを利用します。
私が利用したのは、第1ターミナルの国際線エアサイドにある「Air New Zealand International Lounge」です。私は対象となるスターアライアンスの資格で入室しましたが、利用できるラウンジは便や搭乗クラス、会員資格によって変わる可能性があります。必ずチェックイン時にラウンジ名と利用条件を確認してください。

このラウンジはプライオリティ・パスでは利用できません。対象クラスの航空券や航空会社の上級会員資格など、所定の入室資格が必要です。

料理はサラダ、温かい料理などがビュッフェ形式で並んでいました。中でもリゾットがとにかくおいしく、今回利用したラウンジの料理の中で特に印象に残っています。



バーではアルコールだけでなくモクテルも注文できました。お酒を飲まない人でも、搭乗前に特別感のあるドリンクを楽しめます。

航空会社ラウンジは快適ですが、上級会員資格を失ったり、搭乗便やクラスが変わったりすると利用できなくなることがあります。その点、航空会社や搭乗クラスを問わず対象施設を探しやすいプライオリティ・パスは、旅行のたびに航空会社が変わる人にとって使いやすい選択肢です。
シドニー空港でシャワーを利用したい場合
長時間のフライト前後にシャワーを使いたい人は、ラウンジへ入れることと、シャワーを追加料金なしで使えることを分けて確認する必要があります。
たとえばThe Houseでは、プライオリティ・パスで入室できますが、公式案内ではシャワーは1人20豪ドルのプレミアムアップグレードに含まれています。混雑状況やメンテナンスによって利用できない可能性もあるため、受付で料金と空き状況を確認してください。
Air New Zealand International Loungeにもシャワー設備がありますが、そもそもラウンジへの入室資格が必要です。シャワーを最優先にする場合は、当日の利用資格、追加料金、利用時間を各ラウンジの公式案内で確認しておくと安心です。
シドニー空港でプライオリティ・パスを使うなら楽天プレミアムカード
シドニー空港には、The HouseやPlaza Premium Loungeなど、プライオリティ・パスで利用できるラウンジがあります。
楽天プレミアムカードなら、年会費11,000円(税込)でプライオリティ・パスを発行でき、対象ラウンジを年間5回まで無料で利用できます。
年会費11,000円で対象ラウンジを年間5回まで利用できる
楽天プレミアムカード会員本人は、プライオリティ・パスの対象ラウンジを年間5回まで無料で利用できます。5回すべて利用した場合、年会費11,000円(税込)を単純計算すると、1回あたり約2,200円です。
海外の空港では、食事やドリンクを購入するだけでも費用がかかります。特にオーストラリアは外食費が高いため、出発前にラウンジで食事や飲み物を楽しめることを考えると、1回あたり約2,200円で利用できる計算になるのは大きなメリットです。
シドニー空港では、The HouseやPlaza Premium Loungeなどが対象です。年に数回海外旅行をして空港ラウンジを利用する人なら、年会費11,000円(税込)の元を取りやすいカードといえます。
なお、年間6回目以降の利用は1回につき35米ドルです。
楽天プレミアムカード付帯のプライオリティ・パスについては、年間5回までの無料利用回数、家族カード、同伴者料金、対象ラウンジ、対象外施設などを、楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスを実体験で解説した記事で詳しくまとめています。
Peroni BarやBistro Bar 2020などの飲食店は対象外
シドニー空港では、Peroni BarやBistro Bar 2020などの飲食店もプライオリティ・パスの対象施設として掲載されています。
ただし、楽天プレミアムカード付帯のプライオリティ・パスで無料利用できるのは、「ラウンジ」に分類されている施設のみです。
そのため、「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」に分類されるPeroni BarやBistro Bar 2020などは無料利用の対象外です。
一方、The HouseやPlaza Premium Loungeなどの対象ラウンジでは、食事やドリンクを楽しみながら出発まで過ごせます。飲食店特典は利用できなくても、ラウンジを年間5回まで利用できることを考えると、海外旅行でプライオリティ・パスを使いたい人にとっては十分魅力のある特典です。
ほかのプライオリティ・パス付きカードとの違いは総合記事で比較
プライオリティ・パス付きクレジットカードは、年会費、無料利用回数、利用できる施設などがカードによって異なります。
楽天プレミアムカード以外のカードも含めた違いについては、以下の記事でまとめています。
対象施設や利用条件は変更される場合があります。利用前に、プライオリティ・パスの公式アプリで最新情報を確認してください。
シドニー空港のラウンジはどこがおすすめ?
- 国際線で保安検査前に静かに過ごしたい:Plaza Premium Lounge(International Arrivals)
- 国際線で食事と座席の両方を確保したい:The House
- 国際線でレストランの食事を選びたい:Peroni Bar
- 国内線第2ターミナルで食事を重視したい:Bistro Bar 2020
- ANA便などで対象資格があり、料理や設備を重視したい:Air New Zealand International Lounge
今回の体験では、静かさなら空いていたPlaza Premium Lounge、食事のおいしさならBistro Bar 2020、航空会社ラウンジとしての総合的な満足度ならAir New Zealand International Loungeが印象に残りました。
シドニー空港ラウンジに関するよくある質問
- シドニー空港でプライオリティ・パスを使えるラウンジはありますか?
-
あります。第1ターミナルのThe HouseとPlaza Premium Lounge、第2ターミナルのREX Loungeなどが対象です。さらにPeroni BarやBistro Bar 2020など、飲食代に特典を使える店舗もあります。ただし、対象施設は変更されるため、利用当日に公式アプリで確認してください。
- シドニー空港にANAラウンジはありますか?
-
ANAが運営する専用ラウンジはありません。ANA便利用時は、搭乗クラスや会員資格などの条件に応じて指定された提携ラウンジを利用します。対象ラウンジは変更される可能性があるため、チェックイン時に確認してください。
- Air New Zealand International Loungeはプライオリティ・パスで利用できますか?
-
プライオリティ・パスでは利用できません。対象クラスの航空券、航空会社の上級会員資格、スターアライアンスの対象資格など、所定の入室条件を満たす必要があります。
- シドニー空港のラウンジでシャワーを使えますか?
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シャワー設備のあるラウンジはあります。ただし、The Houseではプライオリティ・パスの通常入室とは別にプレミアムアップグレード料金が必要です。入室資格、追加料金、混雑状況を受付で確認してください。
- クレジットカード付帯のプライオリティ・パスでレストランも利用できますか?
-
カード会社や会員資格によって異なります。Peroni BarやBistro Bar 2020がプライオリティ・パス公式サイトに掲載されていても、カード付帯の会員資格では飲食店特典が対象外の場合があります。発行元のクレジットカード会社で確認してください。
- 国際線と国内線のターミナル間を歩いて移動できますか?
-
国際線第1ターミナルと国内線第2・第3ターミナルは離れています。徒歩でラウンジを回る前提にはせず、乗り継ぎ方法と必要時間を確認し、自分が利用する便のターミナル内にある施設を選びましょう。
まとめ|シドニー空港はプライオリティ・パス対象施設が充実
シドニー空港には、国際線・国内線の各ターミナルに、プライオリティ・パスで利用できるラウンジやレストランがあります。今回だけでもPlaza Premium Lounge、The House、Peroni Bar、Bistro Bar 2020を利用でき、シドニー空港はプライオリティ・パスを活用しやすい空港だと感じました。
ただし、施設によってターミナル、ランドサイド・エアサイド、利用できる時間、特典内容が異なります。特にレストラン特典とシャワーは、プライオリティ・パスを持っているだけで必ず無料になるわけではありません。
ANA便やスターアライアンス便でAir New Zealand International Loungeの利用資格がある場合は、料理やドリンクを含めて満足度の高い選択肢です。一方、搭乗クラスや上級会員資格に左右されず、旅行先ごとに複数の候補を持ちたい人には、プライオリティ・パスが役立ちます。




