「海外でローミングをオンにしたままにすると、高額請求されない?」と不安に感じる方もいると思います。
私の友人にも、海外でローミングをオンにしたままにしていて、電話をしていないのに、帰国後に10万円近い請求を受けた人がいます。楽天モバイルではなく、別の携帯会社を利用していたときの話です。友人はその料金を支払ったそうですが、この話を聞くと、海外でスマホの設定を変えるのが怖くなりますよね。
ただし、楽天モバイルの現在の海外データ通信は、使った分だけ海外ローミング料金が際限なく増える仕組みではありません。対象エリアでは毎月2GBまでプラン料金内で利用でき、使い切ると最大128kbpsに速度制限されます。有料の追加データが自動購入されるわけではありません。
私自身も海外旅行で楽天モバイルを使っていますが、この「データ容量を使い切っても、勝手に有料チャージされない」仕組みは、安心して使える理由の一つです。
一方で、海外での電話やSMS送信、自分で購入する追加データなどには料金がかかります。この記事では、楽天モバイルで高額請求を心配する必要がある場面と、データ通信だけなら心配しすぎなくてよい理由を、海外での利用体験も交えて解説します。
楽天モバイルは海外でローミングをオンにしただけで高額請求される?
海外でスマホを使うとき、「電話をしていなくても、ローミングをオンにしたままで高額請求されるのでは」と不安になる方もいると思います。まずは、楽天モバイルのデータ通信の仕組みと、海外で料金が発生する理由を分けて確認しましょう。
楽天モバイルは海外2GBを超えても有料データが自動購入されない
楽天モバイルの対象エリアでデータローミングをオンにしても、それだけで高額な従量制のデータ通信料が発生する仕組みではありません。
海外で使える高速データ容量は毎月2GBです。この容量を使い切ると通信速度が最大128kbpsに制限され、高速通信を追加したい場合だけ、1GBあたり500円(不課税)でデータチャージできます。
| 利用状況 | 海外データ通信の扱い |
|---|---|
| 対象エリアで毎月2GBまで利用 | プラン料金内で高速通信が可能 |
| 毎月2GBを使い切った後 | 最大128kbpsに速度制限。追加データの自動購入はない |
| 高速通信を追加したい場合 | 自分で1GBあたり500円のデータチャージを購入 |
ただし、海外で利用したデータ量も、原則として月額プラン料金を決めるデータ利用量に含まれます。「海外2GBまで追加料金なし」は、月額基本料金そのものが無料になるという意味ではありません。国内利用分との合計で、月額料金の段階が変わる場合があります。
また、海外データ通信、電話、SMSはそれぞれ料金の仕組みが異なります。「データローミングで自動的に高額課金されない」ことと、「海外で何をしても無料」なことは別です。
電話をしていなくても通信料が発生するのはなぜ?
海外ローミングの料金は、電話をかけたときだけ発生するものではありません。データローミングがオンの状態では、自分で画面を操作していなくても、アプリの同期や写真のバックアップなどでデータ通信が行われる場合があります。
携帯会社・契約プラン・渡航先によっては、こうした通信が従量課金の対象になることがあります。他社にも海外定額サービスやプラン内で使える仕組みがあるため、海外での料金は契約内容と適用条件の確認が必要です。
冒頭の友人の話も、電話をしていないのに高額な請求を受けたというものです。ただし、私が請求明細を確認したわけではないため、どの通信にいくらかかったのかまでは分かりません。
その点、楽天モバイルの対象エリアでは、データ通信が増えて2GBを使い切っても、まず速度制限になるため、海外データ通信の従量課金を心配し続けずに済むところにメリットを感じています。
楽天モバイルの海外利用で料金が発生する5つの場面
楽天モバイルで海外の請求額を確認するときは、追加データ・電話の発信・電話の着信・SMS送信・月額プラン料金を分けて考えると分かりやすくなります。
1.海外の追加データを自分で購入したとき
毎月2GBの高速データ容量を使い切った後も高速通信を使いたい場合は、my 楽天モバイルからデータチャージを購入できます。
| 追加購入する容量 | 料金(不課税) |
|---|---|
| 1GB | 500円 |
| 2GB | 1,000円 |
| 3GB | 1,500円 |
| 4GB | 2,000円 |
| 5GB | 2,500円 |
2GBを超えたら自動的に500円が請求されるわけではありません。自分で購入した分だけ、チャージ料金が発生します。
地図のオフライン保存や、写真・動画のアップロードをWi-Fi接続時に行う工夫は、高速データ容量を長持ちさせるために役立ちます。これらは「自動課金を止める設定」ではなく、追加購入の必要を減らすための工夫です。
2.標準の電話アプリから発信したとき
海外から日本へ電話をかける場合、Rakuten Linkを使うか、スマホ標準の電話アプリを使うかで料金が変わります。
Rakuten Linkでは、所定の条件を満たす海外から日本の電話番号への発信が無料です。一方、標準の電話アプリから発信すると、海外での通話料金がかかります。
日本への電話は、Rakuten Linkアプリを開き、その中から発信することを確認しましょう。Webページや連絡先の電話番号を押して、そのまま標準電話アプリから発信しないよう注意が必要です。
なお、0570などの一部番号は無料通話の対象外です。また、現地のホテルやレストランなど、日本以外の電話番号への発信は、Rakuten Linkでも原則として有料です。Link同士の通話とは区別してください。
👉 海外から日本へ電話をかける方法・料金の詳しい解説はこちら
3.海外で標準の電話アプリに着信した電話を受けたとき
海外では、電話をかけるだけでなく、受ける側にも料金が発生する場合があります。データ通信がプラン料金内でも、標準電話アプリでの着信まで無料とは限りません。
特にiPhoneでは、Rakuten Linkを使っていない相手からの電話は、標準の電話アプリに着信します。自分がRakuten Linkを利用していても、すべての電話をLinkで無料着信できるわけではありません。
海外で電話に出る前に、利用端末・着信方法・滞在国の料金を確認してください。家族や友人との連絡をLINEなどのアプリ通話にする方法もあります。
最新の条件は、楽天モバイル公式の国際通話料金で確認できます。
4.海外からSMSを送信したとき
楽天モバイルは、海外でも通常のSMSを受信できます。受信は無料ですが、標準のメッセージアプリからSMSを送信すると料金がかかります。
iPhoneの場合、通常のSMSは標準の「メッセージ」アプリで送受信します。iPhone版Rakuten Linkでは、Linkを使っていない相手とのSMS送受信はできません。
一方、Android版Rakuten LinkにはSMSの送受信機能があります。ただし、無料で利用できる条件は送信先などによって異なるため、iPhoneと同じ説明にはできません。
「認証コードや航空会社からの通知を受け取ること」と、「相手へSMSを送ること」を分けて覚えておくと、料金を判断しやすくなります。iMessage・RCS・LINEなどのデータ通信を使うメッセージも、通常のSMSとは別です。
5.国内と海外のデータ利用量の合計で月額料金の段階が変わったとき
楽天モバイルの月額プラン料金は、データ利用量に応じた段階制です。海外ローミングで利用したデータ量も、原則として国内分と合算されます。
例えば、国内ですでに3GBに近い量を利用していれば、海外での利用が加わって月間合計が3GBを超え、月額料金の段階が上がる場合があります。
これは海外ローミングの高額な従量課金ではなく、月額プラン料金の変化です。なお、海外で購入したデータチャージ分の利用量や、Rakuten Linkの所定の通話・メッセージ利用などは、この段階判定に含まれません。
「海外2GBまで追加料金なし」と案内されていても、その月の請求総額が必ず普段と同じになるわけではない点は押さえておきましょう。
私が海外で楽天モバイルを使って感じた安心感
私はフィンランド・イギリス・トルコ・韓国などで、楽天モバイルを利用してきました。海外でのデータ通信に加え、日本への電話やSMS受信にも活用しています。
海外でデータ通信を利用しても、予期しない高額請求はなかった
楽天モバイルの海外ローミングでは、現地に到着すると自動で接続できたことが多く、空港を出る前から地図や連絡に使えたのは便利でした。

ただし、どこでも同じようにつながるわけではありません。私が利用したときのロンドンの地下鉄ではつながりにくく、地上に出てから再び使えるようになりました。
それでも、私が利用した範囲では、意図しない高額な海外データ通信料を請求されたことはありません。友人のような話を聞いているからこそ、データ容量を使い切った後の仕組みが分かることには安心感があります。
国ごとの利用体験は、以下の記事でも紹介しています。
- トルコで楽天モバイル・ahamoを使った体験
- フィンランドで楽天モバイルを使った体験
- 韓国で楽天モバイル・ahamoを使った体験
- イギリスで楽天モバイルを使った体験
- 楽天モバイルの海外利用をまとめた実体験レビュー
日本への電話と、航空会社からのSMS受信にも使っている
海外では、データ通信だけでなく、日本へ電話をかけたい場面もあります。私はRakuten Linkから日本の仕事先へ電話をかける際にも、楽天モバイルを利用しています。
また、海外でも日本の電話番号でSMSを受信できる点は便利です。航空会社からの連絡も、次のように受け取りました。

SMSを受け取るだけなら無料なので、通知の受信と、有料になるSMS送信を区別して使っています。
海外でスマホを使うときは、つながるかどうかに加えて、どの操作で料金が発生するか分かることも大切です。データ通信・日本への発信・SMS受信を使い分けられる点に、楽天モバイルの便利さを感じています。
海外で楽天モバイルを使う前に確認したい設定と準備
出発前には、料金だけでなく、渡航先が対象エリアか、利用する回線が正しく設定されているかも確認しておきましょう。

- 渡航先の対応状況を確認:データ通信・通話・SMSは、利用条件が同じとは限りません。
- my 楽天モバイルの設定を確認:海外ローミング(データ通信)が利用できる状態か確認します。
- 楽天回線でデータ通信を使う場合は、端末側のデータローミングをオン:設定画面の名称は端末やOSによって異なります。
- デュアルSIMは回線を確認:データ通信に使う回線と、ローミングを有効にする回線を間違えないようにします。もう一方の回線の海外料金も確認してください。
- Rakuten Linkのログイン・動作確認:出国前に日本で発信方法を確認しておきます。
- データ容量を節約:地図のオフライン保存、写真の自動バックアップや動画の自動再生の設定を確認します。
海外で通常の電話やSMSも使う場合は、my 楽天モバイルの「国際通話・国際SMS」の設定と、料金・対応エリアも確認します。データローミングの設定だけで、通話やSMSの課金まで管理できるわけではありません。
最新の対象エリアや利用手順は、楽天モバイル公式の海外利用案内で確認できます。
請求が想定より高いときは、どの料金が増えたか確認する
帰国後に「いつもより請求が高い」と感じたら、海外ローミングのデータ通信料だと決めつけず、my 楽天モバイルで請求内容と利用明細を確認しましょう。
- 月額プラン料金:国内・海外のデータ利用量で料金段階が変わっていないか。
- データチャージ:自分で追加購入した履歴がないか。
- 通話料:標準電話アプリからの発信や、海外での着信がなかったか。
- SMS送信料:海外から通常のSMSを送っていないか。
- その他の請求:端末代金・オプションなど、海外通信以外の項目が増えていないか。
確認しても分からない場合は、請求月・明細の項目・渡航先・利用日時を整理して、楽天モバイルのサポートへ問い合わせます。
海外でデータ通信を多く使うならahamoとの使い分けも選択肢
楽天モバイルは、対象エリアでデータ通信の自動的な追加課金を心配せずに使える点が便利です。ただし、毎月2GBの高速データ容量で足りるかは、旅行日数や使い方によります。
私は海外旅行では、楽天モバイルとahamoを併用しています。対象エリアではahamoをデータ通信のメインにし、楽天モバイルは日本への電話や予備回線として使い分けています。場所によって通信状況が違うため、もう一方を試せることにもメリットを感じます。
ahamoも、対象エリアでは所定のデータ容量まで追加料金なしで海外データ通信を利用できます。ただし、連続した海外利用の日数による速度制限があり、海外での通常の電話やSMSは別料金です。渡航先・滞在日数・最新のプラン条件を確認して選びましょう。
すでに楽天モバイルを使っている方が、短い旅行のために必ず2回線契約する必要はありません。まずは必要な容量を考え、楽天のデータチャージ、ahamo、旅行用eSIMなどを比較するのがよいと思います。
👉 楽天モバイルとahamoをデュアルSIMで使った体験・使い分けはこちら
楽天モバイルの海外料金・高額請求に関するよくある質問
海外利用で特に迷いやすい、データ容量超過・SMS・電話着信についてまとめます。
- 楽天モバイルは海外で2GBを超えると、自動的に追加料金がかかりますか?
-
有料データが自動購入されることはありません。対象エリアで毎月2GBの高速データ容量を使い切ると、最大128kbpsに速度制限されます。高速通信を追加したい場合に、自分で1GBあたり500円(不課税)のチャージを購入します。
- 海外でローミングをオンにしたままでも大丈夫ですか?
-
楽天モバイルの対象エリアでは、データローミングをオンにして通信量が増えても、高額な海外データ通信料が自動的に積み上がる仕組みではありません。ただし、月額プラン料金への影響、電話・SMS送信、任意のデータチャージは別に確認が必要です。デュアルSIMでは、もう一方の回線の設定にも注意してください。
- 海外の高速データ容量2GBは、国ごとに使えますか?
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国ごとに2GBではありません。1回線につき、毎月の対象エリアでの利用分を合計して2GBです。複数の国を周遊する場合も同じ容量を使います。
- 海外でSMSを受け取るだけでも料金がかかりますか?
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楽天モバイルのSMS受信は無料です。ただし、渡航先・端末・設定がSMSの受信に対応している必要があります。標準のメッセージアプリからSMSを送信する場合は料金がかかります。
- 海外から日本へ電話をかける場合も無料ですか?
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Rakuten Linkを使い、所定の条件を満たす日本の電話番号へ発信する場合は無料です。標準電話アプリからの発信、日本以外の番号への発信、一部の無料対象外番号への通話は別の扱いになります。
- iPhoneで海外の電話着信を受ける場合も無料ですか?
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無料とは限りません。iPhoneでは、Rakuten Linkを使っていない相手からの電話は標準電話アプリに着信します。海外での標準電話アプリの着信は、国・地域別の料金を確認してください。
まとめ|楽天モバイルは海外データ通信の自動的な高額課金を避けやすい
海外では、電話をしていなくても、スマホの自動通信によってデータ利用が発生することがあります。私の友人が帰国後に10万円近い請求を受けた話を聞いてから、海外での料金の仕組みを確認する大切さを感じています。
楽天モバイルの対象エリアでは、毎月2GBを使い切っても速度制限になるだけで、有料の追加データが勝手に購入されることはありません。この仕組みは、海外データ通信の料金が不安な方にとって、安心材料になります。
一方で、標準電話アプリでの発信・着信、SMS送信、任意のデータチャージなどは別料金です。データ通信・電話・SMSを分けて理解することが、予想外の出費を防ぐポイントです。
私自身は楽天モバイルを、日本への電話や予備回線としても活用しています。渡航先と使い方に合うか、公式サイトで条件を確認してみてください。





